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不動産投資のweb集客におすすめのマーケティングアイディア5選!

 
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ブログ歴10年、Webマーケティング歴5年の不動産ブロガーです。 不動産集客や不動産テック、SEO対策など、デジタルマーケティングを行う傍らブログサイトを運営中。 この『Hachi-ハチ-』では、主に不動産集客やメディア運営・SEO・ブランディングのノウハウ等をまとめています。
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不動産投資業界で抱える集客課題

日本国内では自動車業、建築業、医療業に次ぎ、不動産業は4番目に規模の大きな産業と言われています。

 

売上高で見ると、「2015年:39.3兆円」「2017年:43.4兆円」と市場の規模は上昇傾向にあります。しかし、2020年以降は新型コロナウイルスの影響により、不動産業界にも変化が起こりました。

 

景気悪化による家賃収入の減少、マンション・アパートの需要低下や空き室の増加など、問題は深刻です。

 

その他にも少子高齢化に伴う都心部の人口減が予測されるなど、不動産仲介業を中心に、不動産業界は今後も苦戦が強いられます。

 

それでは具体的位にどのような集客課題があるのか解説していきます。

 

1.競合企業が年々増加傾向

不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」で開催されているセミナー回数は、2015年度に5,000件以上も開催しています。これは2009年当初と比べて約10倍にまで膨れ上がっていると言われています。

 

★健美家

 

特に最近はWebでの不動産投資セミナーも増えつつあり、1人の投資家・物件所有者に対して営業アプローチをかける競合企業が増えているのが現状です。

 

2.インターネット広告の高騰

前述の健美家をはじめとした、ポータルサイトへの掲載だけでなく、リスティング広告やYahoo!広告への出稿、SNS広告など、多くの不動産投資会社は、さまざまな集客戦略を行っています。

 

例えばリスティング広告の場合、ユーザーがよく検索する検索キーワードに対して、多くの不動産投資会社が広告枠を争って入稿しています。

 

基本的にインターネット広告の表示枠はオークション形式で決まるので、資本力が強い不動産投資会社が独占しやすい傾向にあります。

 

他者競合よりも自社の広告を上位表示をさせるためには、より多くの広告費用をかける必要があるため、資本力が弱い不動産投資会社にとっては非常に不利な状況にあります。

 

3.競合と差別化が図りにくい

不動産投資会社のメインターゲットは不動産投資初心者です。

 

不動産投資を始める際、経験者は物件で決める方が多いのですが、初心者の場合は物件だけを見ても判断が難しいため、不動産投資会社の良さも調べて決定します。

 

しかし、不動産投資初心からすると、不動産投資会社を選ぶんでいて、気になる会社があったとしても、本当にその会社を選ぶべきか迷ってしまう人も少なくはありません。

 

自分が不動産投資を始めたくても、信頼できる不動産投資会社を決める「選び方」がわからないため、とりあえず身近な会社に相談にいくのが一般的です。

 

すなわち、集客を行う上で「差別化」が図りにくいといった点も向き合うべき課題と言えます。

 

4.人口の減少

日本の人口は2019年には1億2,632万人と言われていましたが、2030年には全ての都道府県で人口が減少するとの予測がでています。そして、それに伴い世帯数の減少も各地で本格化していく見込みです。

 

人口や世帯数の減少により、不動産投資を安定的に行なえる地域が限られてしまい、地域によっては空室の増加が深刻化すると言われています。

 

このような状況下で、競合他社と似た集客方法を行っていては、他社との違いを顧客に提示することができません。

 

結局、資本競争に陥ってしまい、豊かな資本力がある大手不動産投資会社による「広告露出」に勝てない状況が続くと予想されます。

 

不動産投資のweb集客におすすめのマーケティングアイディア5選!

それでは具体的に不動産投資を行う投資家を集客する方法について解説していきいます。

 

1.オウンドメディア・自社ホームページ

不動産投資家に有益な不動産情報を発信するオウンドメディアや自社ホームページを作成することで、インターネット上で行うプロモーション戦略の基盤を構築する事ができます。

 

しかし、この施策は広告とは異なり、コツコツ認知度を訴求していく必要があるため、短期的な反響成果を得るのは難しく、直ぐにホームページの流入数が増えないといった懸念点があります。

 

そこでまず行うべき施策が「SEO対策」です。これは、インターネット検索を行った際に自社のホームページが上位表示されるようにするための対策です。

 

また、自社のホームページを作成する際は、配信コンテンツを充実させる事も重要です。特に不動産投資家の悩みを解決する記事やお役立ち情報がページ内にあることで、それを見た不動産オーナーや不動産投資家が「この会社のページを見れば不動産投資に関する情報を知る事ができる」といった形で、会社の見込み客(ファン)になってくれる場合もあります。

 

2.エリアマーケティング


エリアマーケティングとは、集客を特定のエリアに絞って、そのエリアに特化したアプローチを行うマーケティング手法です。

 

エリアマーケティングを行うことで、その市場の特性や不動産オーナーや不動産投資家のニーズを把握できるようになります。

 

エリアマーケティングを始める際は、「Google」の「Google マイビジネス」をがお勧めです。

 

自社のビジネス情報を無料で掲載できる「Google マイビジネス」を活用すれば、エリア内で不動産投資会社を探しているユーザーに「Google マップ」上で自社の情報を訴求することができるほか、エリア名で検索した際にヒットするなど、SEO対策も同時に行えます。

 

3.ポータルサイト


ポータルサイトの「健美家」や「楽待」などで、物件情報の掲載だけでなく、不動産投資セミナーの開催日を宣伝することもできます。

 

不動産投資に関する情報収集を行う初心者と接点を持つために、少しでも良いので掲載しておきましょう。

 

競合性は非常に高いですが、「ワンルーム」や「中古マンション」などのキーワードでしっかりセグメント分けを行うのも重要です。ターゲット層に絞り、競合性が低いジャンルに掲載することがポイントです。

 

4.リスティング広告

リスティング広告を活用することで、インターネット検索の上部と下部に広告が掲載されます。

 

不動産投資のジャンルはクリック単価が高めのため、大きな検索市場(「不動産投資」などのビッグキーワード)で行うのではなく、大手不動産投資会社が参入しにくいロングテールキーワード(「少額+不動産投資+始めて」など)を選んで出稿すると良いです。

 

自社ホームページの流入が伸び悩んでいるのであれば、上位表示するまでの集客手段として取り組んでみるのもお勧めです。

 

5.SNS

多くの人が利用しているSNSも効果的な集客ツールです。

 

ホームページを作成するより気楽に始められるSNSは、継続的に新しい情報を発信する事ができます。投稿した情報が拡散され認知度を高めてくれるのも、SNSの強みと言えます。また、最近はSNSを通じて反響や問い合わせをしたユーザーが来店してくれるというケースも少なくはありません。

 

SNSに投稿をする際は、不動産情報のほか、その物件の外観や内観写真など、視覚的にアピールすることで、より効果的な不動産プロモーションを行えます。

 

特にSNSの中でも役立つサービスと言えるのが、「Facebook」です。「Facebook」の利用者は30代以降のユーザーが多いため、ターゲットとなる顧客の年齢層と重なるためお勧めです。

 

 

Web集客でユーザーから選ばれる会社になるための戦略

1.自社独自の「強み」を明確にする


多くの競合が存在する不動産投資業界において、1件でも多くの反響を獲得するためには、まず、自社の存在を不動産オーナーや投資家に認知してもらう必要があります。

 

そのためには自社サイトの作成やリニューアル、各種インターネット広告を打ち出します。

 

そして、Webの集客戦略を考える前に、ひとつ「明確」にしておくべきことがあります。それは、数多くの競合には無い、自社がユーザーから選ばれるための「強み」を明確にする事です。

 

2.自社の「強み」を考える

「他社には無い自社の強みとは?」と聞かれて直ぐに答える事が出来ない人もいると思いますが、「強み」とは他の不動産投資会社にはない、『売り』となる独自のサービスのことを指します。

 

よく、「創業○○年の実績!他社よりも信頼性がある不動産投資会社です!」と、自社の歴史や特徴を「強み」として認識してしまう方もいますが、少し違います。

 

そして、「インターネット広告を出せば、多くの人に訴求できるから、きっと誰かには伝わるだろう」と広告に手を出した結果、「全然反響がない…どうすれば良いのか分からない」と、次の打ち手に困っている企業も少なくありません。

 

そもそもーザー視点で考えた際、その広告に反映させている「特徴や強み」は本当にユーザーが望んでいることなのかを考える事が必要なのです。

 

3.自社の強みを見つけるポイント

自社の強みを見つける際に重要なのが「市場環境分析」です。

 

市場環境分析とは、市場や顧客ニーズ、自社と競合の違いを知ることで、不動産投資事業の成功要因(強み)を見つける方法です。

 

自社の「強み」は、次の点を押さえることで明確になります。

  • ユーザーが本当に望むモノは何なのか?
  • 競合他社が実現出来ていな事は何なのか?
  • 自社が唯一提供できるものは何なのか?

 

まずはこの3つのポイントを軸に自社の「強み」を導き出し、Web施策に落とし込んでいきましょう。

 

まとめ

不動産投資の集客を成功させるためには、他社との違いを明確にし、自社の「強み」を打ち出したWeb集客戦略が必要不可欠です。

 

人口減少に伴い不動産投資の競争は今後も激化していく事が想定されます。まずは、自社にとっての強みを明確にし、ユーザーにとって有益な情報発信をおこおないながら自社の見込み客(ファン)となってくれる層を増やしていくところから始めてみては如何でしょうか。

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