ステマとは?食べログ、バイク王などの炎上事例をご紹介!

Hachi(ハチ)マーケティング戦略室です。
不動産会社のマーケティング施策を「もっと」よくするアイディアマガジン「Hachi(ハチ)」を運営しています。
今回は、企業なら知っておきたい「ステルスマーケティング」について解説していきます。
この記事では、
- ステマ(ステルスマーケティング)の定義
- ステマ(ステルスマーケティング)が炎上しやすい理由
- 有名企業のステマ(ステルスマーケティング)事例
などを解説していきます。
ステマ(ステルスマーケティング)について知りたい。という方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
ステマとは
ステマとは、「ステルスマーケティング(stealth marketing)」の略で、消費者に広告宣伝であることを悟られないように行うプロモーション活動です。ちなみに海外では、アンダーカバーマーケティング(undercover marketing)とも呼ばれています。
芸能人やYouTuberなどのインフルエンサーに、広告宣伝であることを伏せて商品やサービスの紹介をしてもらう場合もステマの対象となります。
主な目的は、商品・サービスの口コミやレビューの評価をつり上げ、評価されている部分を多くのユーザーの目に触れさせ、商品に対する印象を上げることを目的としています。
つまりステマは、一般的なモラルに反する行為のため、万が一ステマを行っていることが発覚した場合は、非難の対象となるケースが多いです。
また、企業によるステマが発覚した場合、間違いなく「炎上」します。
特に最近はSNSで誰もが発信できるため、ネットで炎上してしまうとすぐに広がってしまい、企業の評判を落とすことにつながります。
2つの手法と炎上しやすい理由
ネット上のステマ行為は以下の2つです。
- 一般利用者になりすまして、口コミやレビューで高評価を書く
- 芸能人やインフルエンサーに宣伝を依頼する
また、ステマ行為が炎上しやすい理由は以下の通りです。
- 消費者を騙し利益を得ているから
- 競合他社がステマ行為を暴露することも
ステマ事例
それでは最後に過去に炎上してしまった事例を紹介させて頂きます。
事例1:食べログ
2012年1月。
カカクコムが運営している「食べログ」において、店側が代行会社にインセンティブを支払うことで、口コミの評価を代行してらもうといったステマが横行していました。なおこの件は、口コミ評価の代行会社から営業を受けた飲食店がカカクコムに通報したことで、ステマであることが発覚しました。
事例2;ヤフー知恵袋
2011年には、ヤフー知恵袋内で情報商材や商品を紹介する代行会社の提案書が流出した事件がありました。
提案書には、ヤフー知恵袋内で商品紹介ができそうな「質問」を特定し、仕込みのライターがその「質問」に回答し、情報商材や商品に誘導するURLを貼り付けるといったマニュアルが記載されていました。「初期費用30,000円」などの金額設定まで書かれており、話題となった事件です。
事例3:バイク王
2011年には、「バイク王」のバイク買取比較サイトを利用したステマ行為が横行していました。
本来、バイク買取比較サイトでは「バイク王」を含めた6社で買取価格を比較できるというものでした。しかし実際は「バイク王」のみが査定を行う仕組みとなっていました。
まとめ
ステマとは、広告宣伝であることを隠蔽し、一般の消費者を装って商品の口コミやレビューを書き、評価を釣り上げる行為です。
芸能人やインフルエンサーがプロモーションとして商品を紹介すること自体悪いことではありませんが、「ステマでないこと」、「広告宣伝活動であること」を明確にし、消費者へ分かりやすい表記が必要となります。
特に企業はステマの定義や対象となる行為を正しく認識し、消費者に誤解を生じさせないPR活動を行うことが大切です。