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お客さんの購買意欲を高める不動産Webマーケティングとは?

 
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ブログ歴10年、Webマーケティング歴5年の不動産ブロガーです。 不動産集客や不動産テック、SEO対策など、デジタルマーケティングを行う傍らブログサイトを運営中。 この『Hachi-ハチ-』では、主に不動産集客やメディア運営・SEO・ブランディングのノウハウ等をまとめています。
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不動産集客で押さえておきたいWebマーケティングとは?

「高い広告費をかけている割に不動産集客に手応えがない…。」

「不動産のWeb集客のバリエーションをもっと知りたい。」

「不動産集客をWebで成功させるためにはどうしたらいい?」

 

不動産業者にお勤めの方なら誰しも、このような『Web集客』に関する悩みを抱えたこともあるかと思います。

 

特に不動産業者のWeb集客といえば「ポータルサイト」がメインです。

 

しかしポータルサイトの場合、テンプレートに従って情報を掲載していくため、他の不動産会社と差別化が図りにくく、自社の強みや特徴を伝えにくい側面があります。

 

そこで最近は自社のホームページやWebメディア、SNSを活用したWebマーケティングを行う不動産会社が増え始めてきています。

 

これらのWeb施策は自社の独自性を存分にアピールできるため、狙ったテーゲット層にダイレクトにアプローチできます。他の不動産会社との差別化を図る意味でも、自社のオリジナルコンテンツによるWeb集客は有効な手段といえます。

 

不動産業者におすすめのWeb集客方法!

ここでは、不動産業者のおすすめのWeb集客方法をご紹介させて頂きます。

 

1.ポータルサイト

 

suumo(スーモ)やhomes(ホームズ)、athome(アットホーム)などのポータルサイトに募集物件を掲載することできます。

 

誰もが聞いたことある大手ポータルサイトは、いつでも最新の物件情報を得られ、圧倒的な集客力があります。

 

一方で、ポータルサイトは他の不動産会社も同じ物件を掲載することができるため、情報『差別化』が必要となります。

 

★ポータルサイトでの集客ポイント!
  • 写真で差別化を図る
  • 他の不動産会社が掲載していない物件情報を網羅する
  • 地域の穴場スポットや公共施設、病院などの生活情報も掲載する

 

また、大手ポータルサイトの料金体系は以下の通りです。

 

2.不動産ホームページのSEO対策を強化する

自社の不動産ホームページによる集客は後回しになりがちですが、実は非常に重要です。

 

特に地方の不動産業者や、地域密着型の不動産業者は自社の不動産ホームページを強化して集客力を高めていくことが大切です。

 

また、SEO対策とは簡単に説明すると自社サイトでユーザーに役立つ情報を発信し、Web検索で自社の不動産ホームページが検索結果にちゃんと表示されるように行う施策です。

 

その他にもリスティング広告やブログ、動画、SNSとったWeb周りのマーケティングを行い自社の不動産ホームページへの流入を促す施策も必要となってきます。

 

そして、最近はパソコンでなくスマートフォンでインターネット検索を行う人が多いため、スマートフォンでの表示が適切に行われているかも、しっかりと設計する必要があります。

 

★不動産ホームページでの集客ポイント!
  • SEO対策を実施し、自社の不動産ホームページをユーザーが見やすく分かりやすい状態に整える。
  • ブログや動画、リスティング広告、SNSとったインターネット上でユーザーに見つけてもらいやすいサイト設計を行う。
  • 自社の不動産ホームページがスマートフォンでも見やすい状態にする。
  • SEO対策は検索エンジンに反映されるまで時間がかかるため瞬時に取り掛かる。
  • 大手ポータルサイトと差別化を図り地域性や自社の強みを自社サイトに掲載する。

 

3.不動産ブログ(コンテンツマーケティング)

オウンドメディアを立ち上げて自社の不動産ブログを開設するのもWeb集客には効果的です。

 

このような施策をマーケティング業界では「コンテンツマーケティング」と呼ばれたりします。

 

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって役立つ情報を発信することで「潜在顧客」を掘り起こし、購買に繋がるよう育成していくマーケティング手法です。つまり、ユーザーが求めているニーズをしっかりキャッチし、価値ある情報を適切にユーザーに届けることで自社のファンを定着させるための施策と言っても過言ではありません。

 

▼不動産ブログの種類

  • 新着物件やおすすめ物件の紹介
  • 不動産担当者のブログ記事
  • おしゃれなリノベーション部屋に住んでいる人へのインタビュー記事
  • 日々の暮らしに関する情報発信(インテリアや収納、料理)

 

このような発信を続けることで、各記事から自社の不動産ホームページへの流入も期待できます。

 

尚、不動産ブログはすぐに結果の出る施策とは言えません。効果を得られるまでには時間もかかるため、コツコツとコンテンツ数を増やし続ける必要があります。

 

★不動産ブログでの集客ポイント!
  • ターゲット層(単身、ファミリーなど)に分けてコンテンツを作る。
  • 自社サービスのPRでなく、ユーザーに役立つ情報発信を心がける。
  • 継続的にコンテンツ数を増やしていく。

 

4.リスティング広告

 

 

リスティング広告とは、Yahoo!やGoogleの検索結果に上位表示されるインターネット広告のことです。ユーザーが検索しそうなキーワードを設定し、ユーザーがそのキーワードで検索した際に広告が表示される仕組みになっています。

 

特に不動産業者がリスティング広告を活用するメリットは、先ほどのコンテンツマーケティングとは違い、短期的な反響を見込めるところです。また、地域や年代、性別に絞った広告も指定できるため、狙った客層に効率よく自社の広告を打ち出すことができます。その反面、初心者には運用の難易度が高いため、広告代理店にお願いするケースも多いです。

 

★リスティング広告での集客ポイント!
  • ビッグキーワードでなく、地域の名称などと組み合わせて出向する。
  • 自社の強みや差別化できる独自性を打ち出す。
  • 運用経験がない場合は広告代理店にお願いする。

 

5.SNS

 

最近はSNSを活用するユーザーが増え続けており、生活者をターゲットにしたBtoCマーケティングにおいてSNSの活用は必要不可欠です。

 

そして、今後は不動産業者においてもSNSを活用した集客が必要となるのは明白です。SNSを活用した集客は、他のWebマーケティングでは網羅できない顧客にアプローチできる点が特徴です。

 

また、不動産業者が活用する場合は『通常投稿』と『広告』の2つに分けて行うのが理想的です。

 

▼SNS運用のメリットは以下の通りです。

  • 認知度拡大
  • 新たなファンの獲得
  • 情報の拡散
  • ブランド力の強化

SNSの特性上、商品の売り込みを中心とした発信は好まれないため、自社サービスのファンになってもらうことを軸に発信を行う方が効果的です。

 

★SNSを活用した集客ポイント!
  • 売り込みより自社のファンになってもらえる発信を意識する。
  • ターゲット層に合わせて活用するSNSを使い分ける。
  • SNS広告もうまく使いこなす。

 

6.メールマガジン

 

メールマガジンは、すでに資料請求などでメールアドレスを取得した顧客に向けて行う施策です。

 

▼不動産業者がメールアドレスを取得する施策には以下のものが挙げられます。

  • 資料請求
  • 一括査定
  • お問合せ、個別相談
  • セミナー、イベント参加

これらの申し込みフォームで獲得したメールアドレスをリスト化し、メールマガジンで自社の情報を一斉配信することで顧客の興味喚起を促すことができます。

 

★メールマガジンを活用した集客ポイント!
  • 顧客のニーズに沿った、適切なメールを配信する。
  • 商品PRより、顧客にとって有益な情報やイベント情報を発信する。
  • 画像や動画も活用し読者を飽きさせない。

 

7.YouTube

 

動画は文章を読むのが苦手な顧客に対しても、自社が伝えたい情報を分かりやすく伝えることができるツールです。

 

特に不動産は専門用語や法律用語が多いため、動画であれば初心者の顧客に足しても分かりやすく情報を伝えることができます。

 

また、YouTubeであれば誰でも無料で開設することができるため、不動産会社のスタッフでも簡単に作成・配信が可能です。さらにYouTubeはGoogle検索の検索結果にも反映されることがあるため、SEO対策にも効果的です。

 

そして、作成したYouTube動画は自社メディアに掲載したり、ブログやメルマガに埋め込んだり、SNSに投稿したりと、活用方法は多岐にわたります。

 

 

★YouTubeを活用した集客ポイント!
  • 「比較検討」の段階にある顧客に向いているため、認知度を高めたい場合には別の方法を考える。
  • 申し込みに迷いのある顧客の背中を押す動画を企画する。
  • スマホでも簡単に始められるので、まずは手持ちの機器で試してみる。

 

不動産業者がWebマーケティングを強化して得られる効果

 

不動産業者がWebマーケティングを強化して得られる効果には大きく分けて以下の2つが挙げられます。

 

1.他社競合との差別化

Webマーケティングを強化することで、自社の強みや独自性を体現できるコンテンツ作成や情報発信が可能になるため、他の不動産会社との差別化が図りやすくなります。

 

また、自社独自の不動産ホームページを持つことは、限られた情報しか載せられないポータルサイトと違い、自社物件の情報や魅力を全て発信できるのが強みです。

 

とはいえ、物件を探すユーザーはまずポータルサイトで検索するため、ポータルサイトには引き続き掲載しつつ、ポータルサイトで見てくれたユーザーを自社の不動産ホームページへ誘導する導線を確率する方が効果的だといえます。

 

2.意欲の高い顧客の獲得

 

物件検索を行っているユーザーへ自社の魅力を発信することができれば、自社物件の特色にマッチした顧客を獲得することができます。

 

ユーザーは複数の物件を比較検討し、興味のある物件があれば自ら不動産ホームページに訪れてくれます。

 

そのため、不動産ホームページで継続的に情報を発信していくことで、興味を持ってくれている見込み客とのコミュニケーションを図ることが可能となり、最終的に申し込み意欲の高い顧客を獲得することが可能となります。

 

不動産業者がWebマーケティングを成功させるポイント

 

Web集客は不動産業者にとって今後ますます重要になっていきます。ここでは、不動産業者がWeb集客を成功させるためのポイントを3つ解説します。

 

1.コンテンツマーケティング強化

 

 

コンテンツマーケティングとは、自社独自のコンテンツによりユーザーの信頼やファン獲得につなげるマーケティング手法です。

 

前述の「不動産ブログ」「YouTube」「メールマガジン」などが該当します。

 

インターネット検索でユーザーに見つけてもらうためには、自社の不動産ホームページの独自価値を高めていくことが重要です。また、コンテンツマーケティングを強化することで、価値ある不動産ホームページを構築することができると共にSEO対策にも繋がります。

 

そして、コンテンツマーケティングを成功させるためには「仕組み化」が重要です。不動産ブログやYouTube動画、メールマガジンといった独自コンテンツで自社のファンを定着させ、新規顧客の獲得や、自社サイトへの流入アップに繋げていきましょう。

 

2.常に他の不動産業者との『差別化』を意識する

 

 

どのような手法でWeb集客を行う場合も、他の不動産業者との差別化を意識し、自社の強みや独自性を発信しましょう。『差別化』は、同じエリアに競合他社が多い場合には特に重要です。

 

前述の「コンテンツマーケティング」を行う際にも、他の不動産業者との『差別化』は重要です。

 

自社の不動産業者として他にはない強みや市場でのポジションがはっきりしない場合には、フレームワークによる現状分析も効果的です。

 

3.客層に合わせてマーケティング手法を使い分ける

 

 

1つの集客方法だけでは集客できる客層が限られてしまうため、客層に合わせてマーケティング手法を使い分ける必要があります。

 

客層は細かく分類するとキリがありませんが、不動産会社が相手にする客層は大きく分けると以下の2つに分類されます。

 

★顕在層

1.悩みや課題が明確で、すぐにでも解決したがっている人

2.解決するためにすでに行動を起こしている人

 

【適切なマーケティング手法】

  • WebサイトやLP
  • 不動産ブログ
  • YouTubeなどの動画
  • リスティング広告やYahoo!広告
  • メールマガジン
  • Webセミナーや個別相談会の実施

 

★潜在層

1.悩みはあるがそこまで問題視していない人

2.これから悩む可能性が高い人

 

【適切なマーケティング手法】

  • SNS運用/広告
  • 不動産ブログなどのオウンドメディア

 

以上のように、効果的なWeb集客方法や、優先すべきWebマーケティングの戦略は客層によって異なります。Webマーケティングに詳しい人材が社内にいない場合には、マーケティングの専門家によるコンサルティングを受けることも効果的です。

 

Webマーケティングに役立つツール3選

 

ここでは、Webマーケティングを実装する上で役に立つツールを3つご紹介します。

 

1.Googleアナリティクス

 

 

Googleのサイト分析ツールといえばGoogleアナリティクスです。

 

Googleアナリティクスとは、自社の不動産ホームページにトラッキングコードを埋め込むことで、どのくらいのユーザーがどこから流入し、どのくらい滞在したかなどが分析できるトラッキング解析ツールです。

 

無料で活用できる上に、Webサイトの解析に必要な機能が沢山そろっています。解析内容を自由にカスタムできるので、自社が分析したい内容応じたアクセス解析が可能です。

 

広告運用ツールとも連携可能なので、まずはこのGoogleアナリティクスを取り入れて解析してみましょう!

 

2.Googleサーチコンソール

 

 

Googleサーチコンソールでは、自社の不動産ホームページへの検索流入キーワード把握することができます。

 

Googleアナリティクスが不動産ホームページへ訪れたユーザーの行動を解析するのに対し、Googleサーチコンソールはユーザーの検索「キーワード」を確認することが出来ます。

 

ユーザーがどんなキーワード検索を行い、自社の不動産ホームページに流入したきたのかが分かるため、今後のコンテンツ制作に役立てることができます。

 

3.キーワードプランナー

 

 

キーワードプランナーは自社の不動産ホームページで強めていきたい『キーワード』に対して、どのくらいの検索需要があるかを調べられるツールです。

 

例えば『不動産 売却』『不動産 集客』などの不動産関連のキーワードを入力するだけで検索ボリュームが表示され、そのキーワードを調べているユーザーが月間でどのくらいいるのかを測定できます。

 

また、他社競合の不動産サイトのURLを入力すればそのサイトと関連性が高いキーワードを確認することも出来ます。

 

まとめ|Webマーケティングを強化して集客アップに繋げよう!

不動産業者の集客力を高めるためには広告やコンテンツ内容に、「他の不動産業者にはない自社の強みや独自価値」が反映さえているかが重要なポイントです。

 

Webマーケティングの戦略は様々あります。その中で自社の強みをしっかりと反映できる施策を模索し、集客アップに繋げていきましょう!

 

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ブログ歴10年、Webマーケティング歴5年の不動産ブロガーです。 不動産集客や不動産テック、SEO対策など、デジタルマーケティングを行う傍らブログサイトを運営中。 この『Hachi-ハチ-』では、主に不動産集客やメディア運営・SEO・ブランディングのノウハウ等をまとめています。
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