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Z世代の心を掴むマーケティング戦略とは?

 
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ブログ歴10年、Webマーケティング歴5年の不動産ブロガーです。 不動産集客や不動産テック、SEO対策など、デジタルマーケティングを行う傍らブログサイトを運営中。 この『Hachi-ハチ-』では、主に不動産集客やメディア運営・SEO・ブランディングのノウハウ等をまとめています。
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Hachi(ハチ)マーケティング戦略室です。

不動産会社のマーケティング施策を「もっと」よくするアイディアマガジン「Hachi(ハチ)」を運営しています。

今回は、Z世代の心を掴むマーケティング戦略について考えて行きたいと思います。

この記事では、

  • Z世代の定義
  • Z世代の特徴
  • Z世代の心を掴むためのポイント

などを解説していきます。

「Z世代に対してのマーケティングアイディアを知りたい!」という方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

 

Z世代の心を掴むマーケティング戦略

それでは「Z世代の心を掴むマーケティング戦略」について解説します。

 

そもそもZ世代とは

そもそもZ世代とは、1990年半ばから2010年前代(序盤)生まれの世代が「Z世代」と言われています。

 

2022年現在で言うと、11歳から25歳ぐらいの世代がZ世代に該当します。

 

Z世代は基本的に、デジタル技術がすでに存在している状態で生活しています。 

 

世代で変わるメディアとコミュニケーション方法

世代の違いがわかるように、活用しているメディアや、コミュニケーションの取り方の変化を簡単にまとめてみました。

 

一番上の45歳以上の方々は、基本的にテレビ中心で育ち、コミュニケーションもリアルでのやりとりが中心でした。

 

続いて「ミニレニアム世代」は、テレビだけではなく、youtubeやSNSを使いながら青春時代を過ごしてきた世代です。

 

そして、「Z世代」は、情報やサービスが多様化する中で、自分が何を使うかを自分で選択できる時代のなかで、リアルな知人に向けたSNSを発信するだけではなく、 知らない人に向けてSNSを発信している人が多いのが特徴です。

 

特にtwitterやtiktokなど、いろいろなSNSがありますが、1つのアカウントを使うというよりも、いくつもアカウントを持っている人が多い世代と言われています。

 

そんな「Z世代」には、どのような特徴があるのかをいくつかご紹介させて頂きます。

 

 

Z世代の特徴

特徴1|興味のある情報しか入ってこない

「Z世代」は自分が興味のある情報しか入ってこない世代です。

 

特に最近の若年層のほとんどはテレビを見ません。その代わりにスマホでの情報収集がメインになっています。

 

見ている情報やニュースは、基本的に全てレコメンドされるため、 興味がない情報に関してほとんど入ってこないというのが当たり前の世代であると言えます。

 

特徴2|広告に無関心

続いての特徴としては、広告に関して無関心である点です。

 

好きなものを好きなタイミングで見られる世代のため、瞬間的に流れてくる広告に立ち止まるということは滅多にありません。

 

例えば、NetflixやYouTubeなど、テレビ以外にも時間を使う場所が沢山あり、 尚且つ、見たい時に全て見られるので、広告に対しての関心がそもそも無い世代です。

 

ですので、この世代に対しては、広告ではなく、「コンテンツ」として伝えていく努力が必要となってきます。

 

つまり、Z世代に対して「広告」というものは、ちょっと邪魔な存在になってきる。そんな時代に変わってきているようにも感じられます。

 

特徴3|タイムパフォーマンスの意識が高い

最後の特徴は「タイムパフォーマンス」の意識が高いといった点です。

 

これはZ世代に限らず、本記事をお読みの皆さんも、情報過多な現代において、タイムパフォーマンスの意識が上がってきていると感じている方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、あらゆる世代の中でZ世代が最も忙しく時間に対する意識が高いのではないか?というのが我々の見解です。

 

Z世代のスマホの中には、遊園地のように夢がたくさん集まってるので、「次に見たいもの」「次にやりたいこと」というものが全て手元にある状態です。

 

このような背景から、時間に対しての意識が高まりつつあります。

 

インスタの場合

例えば「インスタ映え」という言葉をみなさんもご存知だと思います。

 

実は今は「インスタ映え」も去ることながら、瞬時に情報をキャッチアップできるようなクリエティブの方がZ世代に好まれています。

 

実際に従来の「映え系」の投稿より、今はサムネイルを見ただけで「何が特徴なのか?」「いくらなのか」といった情報が瞬時に把握できるクリエイティブの方が人気になる傾向があります。

 

特にZ世代は、一手間すら面倒に感じます。0.5手間で情報インプットができるモノが好まれます。

 

また、20代の半数近くが「倍速視聴」でドラマやバラエティを見る傾向にある点もタイムパフォーマンスの意識が高まっていることを象徴していると考えられます。

 

Z世代の心を掴むための3つのポイント

ここまで、Z世代の特徴をお話ししてきましたが、そのあたりを踏まえて、Z世代の心を掴むための3つのポイントを解説していきたいと思います。

 

ポイント1|Z世代に憑依して深層心理を読む

まず一つ目は、マスメディアがない世代に対してどのようなアプローチが必要なのか?を考える必要があります。

 

ここでの前提条件として、興味を惹かせるのではなく、そもそも興味のあるところにコンテンツや商品をいかに置いていくか?ということを考える事がとても大切です。

 

10代の女性向けコンテンツを制作するために、例えばコンテンツ制作者自身が10代の女性と同じような行動を習慣づけて、朝起きたらtiktokやYouTubeを見るなど、今のティーンが何に関心があり、興味を持っているのかを自分自身が体感しながらコンテンツを作ってみるのも一つの手段です。

 

もちろんコンテンツを作る上で、 「面白さ」を追求することも大切ですが、コンテンツを企画する時点で話題になりそうかどうか?というのを考えることも非常に重要です。

 

つまり、コンテンツを制作する上で、ターゲットであるZ世代に憑依して「共感」されるコンテンツを生み出す必要があります。

 

ポイント2|オーガニックで話題化する努力をする

心を掴むためのポイント2つ目は、先ほどお話した「広告=無関心なもの」と捉えている世代に対して、オーガニックで話題化する努力が必須であるという点です。

 

ここで、「広告に無関心」と言っておきながら、少し矛盾したお話をさせて頂きます。

 

Z世代は動画やSNSを見て、「これは広告(プロモーション)だろうな」と敏感に捉えることができる世代です。

 

最近はインスタグラマーやユーチューバーがPRの案件で広告を紹介しています。

 

しかしZ世代は、「また広告か…」と瞬時に分かってしまう世代なため、 広告に頼らない【オーガニック(自然流入)で話題にする努力】が大切になってきます。

 

そこで、それを実現するために、「話題化するための土台作り」が必要になってきます。

 

例えば、それぞれのSNS強化を図るのも良いです。

 

もちろん、自分達の手でオウンドメディアやコンテンツを作るというのも一つの手ですが、まずはZ世代が集まる媒体やプラットホームを積極的に活用するということも大切なので、まずはそこから始めてみるのも良いかもしれません。

 

ポイント3|情報の信頼度を上げる

最後のポイントは「情報の信頼度を上げる」ということです。

 

先ほども少し触れましたが、「これは広告なんじゃないか?」「これはやらせなんじゃないか?」という風に、Z世代は広告に敏感な世代です。

 

なので、「1つ1つの情報の信頼度をいかに上げていくか?」というのがとても大事になってきます。

 

この背景としては、先ほど説明した「タイムパフォーマンスの意識が高い」という点に通づるものがあると思っています。

 

彼ら彼女はとても忙しいので、 新しい行動を喚起させるためには「情報の信頼性」がとても大事だと考えております。

 

そのためには、コンテンツの話題性やニュース性を訴求したり、オウンドメディアを使ってオーガニックで盛り上げていく必要があります。

 

Z世代はとにかく忙しい!

今回1番お伝えしたいことは、何度も説明している通り、Z世代は「忙しい」ということです。

 

Z世代は、コンテンツ・情報、全てにおいて、かなりの情報のシャワーを浴びています。

 

常に大量の情報の中から何かを選び、どれが自分にとって必要なのか?というのを頭の中で考えながら生活している方が多いです。

 

このような状況下で、Z世代の方達は「自分には何が必要か?」といった意思決定を、多面的な情報から判断している傾向があります。

 

つまり、複数のメディアで同時に同じ情報に触れてもらうことで信頼度を上げて、行動を喚起させることがとても重要であるといえます。

 

また、これはZ世代だけには限った話ではないです。

 

例えば、普段Netflixを使う中で、TOP10のランキングに入っている作品は注目を浴びますし、ニュース記事などで取り上げられることで、さらに信頼度は高まります。

 

つまり、1つの情報だけだと、信頼度が足りなくて、行動喚起に結びつかなくなってきているのが最近の課題として挙げられます。

 

そしてこの傾向は、Z世代を中心に他の世代にも広がってきているのではないでしょうか。

 

まとめ

今回はZ世代の心を掴む3つのポイントについて解説させて頂きました。

 

まとめると、

  • ターゲットに憑依する
  • オーガニックで話題になるための土台を作る
  • 作れない場合は今ある媒体・SNS、オウンドメディアをどう活用するかを考える
  • 情報の信頼度を上げて、多面的な情報・媒体で伝える努力をする

以上が非常に重要になります。

 

おまけ|Z世代には「推し」がいる!

最後におまけとして、もう一つだけ解説すると「応援されるコンテンツ」を作るという点も大切だと感じています。

 

実はZ世代のもう1つの特徴として、 「推し」がいるというのも特徴として挙げられます。

 

例えば、ユーチューバーやティックトッカー、ライブ配信者など、Z世代には自分の「推し」が存在しています。

 

分かりやすく説明すると、「このアーティストのファンです。」「このジャニーズのファンです」というものです。

 

今は昔ほど「マス(大衆向け)」ではないものの、それぞれの方がそれぞれの「推し」を応援しているというのが、この世代の特徴であるといえます。

 

つまり、 企業として、Z世代が「推し」を応援できるコンテンツを作ることで、Z世代の心を掴むきっかけになるかもしれませんね。

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